Toa de Butogeta

〜絶対に自分探しなんてしない旅のブログ〜

パリ

ここ数日、

特にやることもなく、やる気もなく、

茹だるような暑さに、ひたすら不満を独り言ちています。

 

このままじゃいけない!と自らに喝をいれ、

明日から実家に帰って、さらに自堕落な生活に

没入していこうと思っております。

 

でも季節は気づいたら夏です。

気づいたら半裸、なんてこともざらにある季節です。

 

ふと下を見ると、ビールによってふくよかに蓄えられた

「贅沢、いや怠惰とも言うべき、不甲斐のなさと甘えを体現している肉」

略して 贅 肉 が視界にちらつきます。

痩せたいと、筋肉質になりたいと、この腹を見るたびに思います。

この腹によってもたらされた、苦渋に満ちた青春を思い出します。

ガシッと贅肉を掴んでみます。心地よい弾力に一瞬、我を忘れます。

その間も、もう片方の手でガシッと握りしめたビールジョッキは離しません。

 

斯くして今年の夏の目標は、

久しぶりに帰った実家で痩せる。という

不可能を絵に描いたようなものになりました。

 

最大の敵は、えぇじゃないかえぇじゃないか、と

小躍りしながらご飯を大量に寄越す母親です。

微塵も勝てる気がしない。

 

 

断固たる決意の表明はこの辺にして、

パリです。

 

パリとは、世界でも有数の

「街」という、何でかよくわからないけど、

お洒落な雰囲気を醸して出している漢字が似合う都市です。

僕が世界でいちばん行きたかった場所も、ここ、パリにあります。

 

 

 

ミュンヘンから夜行列車でパリに着いた時、

得も言われぬ感情になりました。

 

僕は、好きな食べ物はいちばん最後に食べるタイプです。

 

とてもとてもとても来たかったパリです。

こんなフラッと、しかもここ数年でいちばん汚らしい格好で来ていいの?

それにもっと色々調べてから来たほうが良かったんじゃない?等々。

後悔にも似たそれは、渦を巻いてやってきました。

 

駅に列車が止まり、ホームを歩き出した瞬間に、

そんなものは霧散しました。

 

あれです、いつも通り、ひゃー!パリやべー!かっけー!と

アレな感じの感想が脳内を支配しました。もちろん口は半開きです。

 

 

 

 

口を半開いたまま、地下鉄を乗り継ぎ、宿に向かいます。

ハンガリーで会った方に日本人宿の存在を教えてもらっていなかったら、

僕のパリ滞在は思い出深いものになっていたかどうか、分かりません。

 

夢の家でした。

 

 

多くの方と知り合い、仲良くなり、一緒にビール飲んで、

ついには髪まで切ってもらいました。

 

そして、モデルばりにカッコつけて写真撮影までしました。

見たい人はご一報ください。一枚120円で差し上げます。

 

 

 

僕はそこそこ長い間泊まっていました。

また、多くの方が延泊しており、暇を持て余しがちでした。

 

あらかた観光も終わった時に、ふと思い立ちました。

 

アホなことがしたい、と。

 

アホなことせな!と、ある種の使命感でした。

そしたら、ネットでアホな画像が流れてきまして、

あ、これいただき。と相成りました。

 

イデアがパクリなのは、パクりたくなるほどアホだったという理由で

目を瞑っていただきたい。

 

 

 

すべてが至極シンプルなものです。

 

目的は、チップを集めること。

しかし、誰も恥ずかしい思いはしたくない。

 

こちとら、伊達にゆとりと呼ばれているわけではありませんから

やるなら徹底して、面倒なことは避けます。

 

 

 

そして肝心のアイデアはこちらです。

 

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その名も、透明人間 といいます。

 

背後に聳え立つ凱旋門から視線を降ろすと、

赤い布の上に靴が一対、置かれています。

その横には、段ボールで出来た看板。

「homme invisible」

フランス語で透明人間という意味の言葉が書かれています。

そして、下に英語と日本語が併記されています。

看板の後ろにあるのは、脱ぎ散らかしたような衣服。

 

もうお分かりのように、

写真には映っておりませんが、あそこには

裸で、靴だけを履いた変態がいきり立っているのです。

誰も彼を視認することはできません。だって透明なんだもん。

 

世界中に流行を発信するこのシャンゼリゼ通りに、

靴だけ履いた変態がいたら、さぞや盛り上がるだろうと。

しかも、靴はスリッポンです。

スッポンポンと語呂が似ているという細かい芸当さえも

評価されること請け合いです。

 

 

すみません、嘘です。スリッポンはいま適当に考えました。

 

 

ともかく、これでチップを集めて、今宵のビール代を稼ごうという魂胆でした。

 

僕を含め4人で凱旋門に向かい、おもむろに透明人間を立たせました。

 

これをやる前、軽く20ユーロとかいくんじゃない?みたいな会話が

僕らの間で交わされました。

 

結果からお伝えします。

 

なんと!

 

90セント。

 

 

 

ユーロではありません。

補助通貨のほうです。

日本円にしたら、120円くらいです。

 

 

道行く人は、興味は持ってくれるのです。

面白がってくれる人もいます。

しかし、それと同じように 何てくだらない事を!と言うように

しかめっ面をする人の多いこと多いこと。

 

写真だけ撮っていく人もいました。

撮るんなら金払えよ!とインド人みたいなことを考えてしまいます。

 

結局、1時間で退散しました。

 

誰も恥ずかしい思いをしない、というのはすなわち

みんな見るだけ、という状況になるのです。

 

や、本当に退屈です。

1時間はよく頑張ったほうだと思います。

 

 

帰り際、4人は、

楽して稼ごうなんて甘っちょろい考えは通用しないんだね・・・

汗かいて働けってことなんだね・・・

と、世の中の厳しさを痛感し、背中から哀愁すら漂いそうでした。

 

透明人間セットをゴミ箱に押し込み、

全てを無かったことのようにして、帰りました。

 

 

でも、楽しかったです。

アホなことができただけで満足です。

 

透明人間を眺めている途中、日本人のご夫婦に

そんなにお金ないの?と真顔で心配されたり、

物乞いに靴を持っていかれそうになったり、

とても楽しい時間でした。

 

アホなことにわざわざ時間を割いて付き合ってくれた

3人の友人に感謝したいです。

 

 

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エッフェルさんです。東京タワーにしか見えませんでした。

 

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凱旋門からの眺めです。パリは曇り空のほうが似合うと思っています。

 

 

さて、次回は僕が世界でいちばん行きたかった場所について

書こうと思います。

ミュンヘン

ドイツで最後に訪れたミュンヘンです。

オクトーバーフェストで有名な、ビールの街です。

 

 

全部で4泊しました。

 

最初の2泊はミュンヘン郊外に泊まり、

次の2泊は駅のすぐ側に宿を取りました。

 

 

旅中は言わずもがな、節約が必須です。

ちゃんとしたホテルなど以ての外ですし、

5月にトルコに入国してから、僕は個室で寝ていません。

 

とりわけヨーロッパでは、仕方のない事です。

さして珍しいことでもなく、むしろ皆さんそんな風に相部屋で生活しています。

 

相部屋はドミトリーと呼ばれ、

通常は一部屋に4人や6人、多くて10人くらいが一緒に寝ます。

 

 

僕がミュンヘンで泊まったドミトリーは過去最多でした。

 

ベッド数が100ありました。

 

100人ドミトリーです。

 

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こんな感じのベッド群が、あと3ブロックほどありました。

 

最多です。2位以下を大きく突き放しての圧勝です。

これ以上のドミトリーで寝たという方が居たらご一報いただきたいです。

次の旅はそこに泊まりたいです。

 

 

この宿、名前を「The tent」といいます。

その名の通り、テントなのです。

 

1泊11ユーロ(1500円くらい)で、

シャワー・トイレ共同です。

シャワーもトイレもすごくキレイで、キッチンもあったり

カフェスペースがあったり、バスケットゴールや卓球台などもあり、

ボールも貸し出していたりと、なんかもう、

ちょっと豪華なキャンプ場という体を成していました。

 

僕はここでワールドカップの初戦、ブラジルvsクロアチアを見ました。

ドイツで見ると何だかテンション上がるような気がします。

普段見るのととりたてて変わったことはありませんでしたけどね。

 

 

ベッドは、安っぽいスポンジのマットレスが置いてあって、

毛布を貸してもらうだけの簡素なものですが、

ドイツを回っている中で、いちばん良く眠れました。

不思議です。

 

ロッカーがあり、その横のベッドを使っていたら、

朝、ヨーロッパ美人がミニスカでロッカーを覗き込んでいたので、

僕の頭上にTバックのお尻が迫ってきたりしました。

いい眺めです。英語で言うと、Nice viewです。

英語で言う意味は特にありません。

 

 

そのテントで2泊した後、ミュンヘン中央駅近くに宿を移したのですが、

そこのドミトリーも40人という大人数でした。

ミュンヘンは大人数で寝るのが好きなのでしょうか。

 

中途半端に4人とかより、僕は好きですけどね。

ただね、欧米人、漏れなくクサいです。

 

 

 

さて、せっかくミュンヘンにいるのだから、

ビール飲まないともったないよね、と、まぁいつも通りなのですが

毎日昼間っから飲んでいるわけです。

 

ミュンヘンには有名なビアホールがあるため、

せめても1回くらいは行きたい、否、ビアホールに行かずして

旅を終わらせることができようか。(いや、できない)

 

節約は必須ですが、肝心なところでケチるようなことはしたくないのです。

 

というわけで、行って参りました。

ホーフブロイハウスという老舗ビアホールに。

 

日本でもけっこう有名です。ここのビールは成城石井などでも売っております。

 

ここで飲んだビールのおいしさは、これまでのトップ3に入ります。

 

1ℓのジョッキで出てくるビールは、

ものすごい重量感と減らない幸せを感じる事ができます。

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あんまりよくわからないかもしれませんが、

右側が普通の中ジョッキです。

 

僕はビール1,5ℓと名物の茹でソーセージを食べ、

とても幸せな気持ちでお店を後にしました。

財布が許せば、あと2ℓくらい飲みたかった。

 

ちなみに1人で行きました。

1人ではそこそこアウェイな感じがしますが、

気にしていては美味しいビールは飲めませんからねっ。

 

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店内です。えらく広くて、テラス席もあります。

観光客が多くてけっこう混んでいました。

 

大金持ってもう1回行きたいです。

 

 

はい、ドイツの旅は以上になります。

もっと観光のこととか情報とか書くべきなのでしょうが、

このブログは徹頭徹尾、個人的な思い出を綴ります。

 

気が向いたら宿のことぐらいまとめようかな。

 

というわけで、半月に及んだドイツの旅、終了です。

次はフランスに行きます。

パリです。パリには僕が世界でいちばん行きたい場所があります。

何度かに分けて書きます。

気が向いたときにね。

 

 

 

一人でいると退屈です。東南アジアとかにふらっと行ってしまいたい。

もう、旅していたことが嘘の様。

フュッセン

日本に帰ってきてから

1週間が経とうとしています。

 

暇すぎます。

お酒飲むくらいしかやることがありません。

 

もっと旅したかったな。

お金さえあれば、あのまま1周したかった・・・

 

それはそうと、日本で海外の話をすると

何とも言えない空気になるのは何故なのでしょう。

自慢ぽく聞こえるのですかね?

海外ではこうだったよー、とかつい言っちゃいますし、

次はどこ行きたいかなんて、話し始めたら止まりません。

 

行き過ぎてイラッとさせないよう気をつけますので、

海外にかぶれてるんだなぁって生温かい目で見てくれると嬉しいです。

 

 

 

 

 

さて今回は、1ヶ月前に僕がいた場所、フュッセンです。

 

ここには、城があります。

ドイツでいちばん行きたかった観光スポットです。

 

名前はノイシュバンシュタイン城

 

とてもドイツっぽい名前ですね。

サッカードイツ代表ボランチもそれっぽい名前です。

 

 

フュッセンには、

フランクフルトからローカル線を乗り継いで行きました。

 

ロマンチック街道を走るバスもあるのですが、

108ユーロと、意味が分からないほど高く、

鉄道も特急だと、60〜70ユーロします。

 

僕は32ユーロで行きました。

朝10時くらいに出て、19時くらいに着いたような気がします。

乗り換えは3回で、迷わず行けます。

 

ローカル線はのどかな田舎を感じながら

ゆっくり行けるので、とても旅っぽいです。

ヨーロッパを回ってる中でいちばん旅っぽかったです。

 

ドイツには州ごとに乗り放題チケットがあるらしく、

僕はバイエルンチケットというものを使いました。

 

バイエルン州では電車が乗り放題になるのです。

 

これをフランクフルトで会った日本人の方に教えてもらえたことで、

かなりの節約ができました。本当に感謝いたします。

 

フランクフルトからバイエルン州の端っこの駅までのチケットをまず購入し、

その端っこからフュッセンまではバイエルンチケットで行けます。

 

到着が遅くなるのはちょっと・・・と思っているそこのあなた。

 

夏なら21時過ぎまで明るいので、全然大丈夫です。

いちばん日が長い6月の夏至あたりには、

23時くらいにようやく暮れるという感じです。

冬に行くという方については知ったこっちゃありません。

 

 

 

 

フュッセンは駅舎も小さく、街もこぢんまりとしていて、

よい雰囲気です。

 

ここのところ都会ばかりだったので

久しぶりに田舎にくると、ものすごく落ち着きます。

やっぱり、歩いて全部回れるくらいの街の規模感が丁度いいです。

 

上記のお城には、フュッセンの駅前からバスに乗り

城の麓の街まで行きます。

そこからシャトルバスだったり馬車だったり歩いたりして向かいます。

 

城の入場チケットはこの麓の街で買います。

時間が指定されているので、その時間に城に行きます。

 

 

行きはシャトルバスに乗りました。

すると、城からちょっと離れたとこで降ろされます。

降りて、人波に付いていくと、

橋があります。

 

この橋はマリエン橋といいます。

おそらくこの橋が、いちばんテンション上がります。

だって、

だって!!

こんな感じで、お城がいきなり視界に飛び込んでくるのです。

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どう?絵はがきやん?

そう、ここは

絵はがきクラスの写真が簡単に撮れるスポット(カッパドキア以来2度目)なのです。

 

もう、見入ってしまいます。

 

入場時間までまだしばらくあるから、ゆっくり眺めようと思っていると

欧米のご夫婦が「写真撮ってくれない?」と

声をかけてきました。

もちろんいいよ!と、満面の作り笑いで応えて写真を撮ります。

「もうちょっと右!あ、行き過ぎ!はいそこ!撮るよー、3,2,1!」

みたいな感じで一生懸命撮りました。

 

完璧だ!とお褒めの言葉を頂き、一息つこうと思った矢先

このやり取りを見ていた別の夫婦が「私たちもいいかしら?」と

やってきました。

正直、もうめんどくせぇなと思ってはいましたが、

自然と出るようになった満面の作り笑いで応えてしまうのです。

そして、カメラを受け取ろうとすると、

また別の夫婦が「次、お願いしていい?」とやってきました。

 

こうなるとエンドレスです。

そこにいた、欧米人夫婦がみな、僕に写真をお願いするのです。

 

わからなくはないです。日本人は写真を撮るのが上手です。

上手というか、皆さんちゃんと背景が映るように撮りますよね?

欧米人及び僕が出会った様々な国の方々は、

写真をお願いすると、ほぼ、人物しか映しません。

 

そして、後で見返して「ここで撮る意味!!」と激昂するのです。

 

なので、僕はきちんとお城と夫婦が映るように

あれこれ指示して撮ります。

とてもめんどくさいのです。1回きりのお願いだからそうするのであって、

何回も撮るなんて考えているわけないのです。

 

5組目を撮りながら僕は「逃げよう」と決意しました。

順番待ちの夫婦に、非常に困った顔を作り、言い放ちました。

「入場の時間がもうすぐなんだ、ごめんね。行かなきゃ。」

 

ゆっくり見て回ろうと思っていた僕は、

入場も余裕をもった時間を選んでいました。

それ故、この時点で入場までの時間は、1時間ほどありました。

予定ではあと15分くらいは、この橋にいて城を眺めるはずでした。

 

マリエン橋の恐怖、と僕は呼んでいます。

ここで写真をお願いされたら、

引くぐらい下手に撮りましょう。

 

 

しょうがなく他を巡り時間を潰して

城内への入場の時間を待ちました。

 

このお城は日本でもとても人気があるらしく、

日本人が沢山います。

 

僕が選んだ時間の城内見学では、

2組の団体ツアーと一緒でした。

こうなると、周りは日本語だらけです。

 

ツアーの方々が悪い訳ではありませんが、

“ヨーロッパの城”感は露と消えます。

そして、団体に混じっている僕に対して

話しかけることもなく、少し遠巻きに、

排他的な視線を投げかけてきたりします。

 

久しぶりの感覚でした。

人目を気にしない環境はとても心地がいいものだと

改めて認識しました。

こういう時、海外で暮らすのもいいなぁと少しだけ思います。

 

でも、やっぱり旅するくらいが丁度いいわ、とすぐに思い直すんですけどね。

 

 

お城の話に戻します。

お城の中もとてもキレイで、全体的に見応えがあります。

僕は橋から眺めるお城がいちばん好きです。

雪景色とかも見てみたいなぁ。

 

絵はがきとかお土産屋さんで買おうかと思ったのですが、

自分で撮った写真と同じようなもんだったのでやめました。

 

 

フュッセンには2泊しました。

滞在中には、犬を連れたアコーディオン弾きのおじいちゃんに、

犬を撫でただけなのにブチ切れられたり、

一緒の部屋の欧米人の女の子の足が

異常に臭くて安眠できないほどだったり、

城以外にも楽しい思い出でいっぱいです。

 

人も良くて都会に比べると物価も若干安いので、

とても好きな街です。

ミュンヘンから日帰りでも来れるので、

ドイツに行くならここは外せないです。

 

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城の別カットです。

 

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フュッセンの街並です。

 

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僕にブチ切れたアコーディオン弾きのおじいちゃんです。

 

 

さて、次回はミュンヘンです。

フランクフルト

更新が遅くなりました。

というか、滞りすぎです。

ケルンまでしか書いてないなんて!!

 

一応言っておきますが、

僕はもう日本です。

一昨日帰ってきました。

 

てへ。

 

ケルンで大聖堂を見てから

フランクフルトに行くのですが、

そこからブログ書く暇がないくらい

飲んだくr、いや、忙しくてですね。

 

 

もう一ヶ月前の事です。

思い出しながら書きます。

 

 

 

フランクフルトは

ドイツでいちばん治安が悪い感じがします。

 

唯一、アジアな匂いがするのです。

不思議です。

 

ドイツはどこも、どちらかというと

メルヘンな雰囲気な町が多いのです。

 

何もないけど、とりあえず可愛い。みたいな。

 

 

 

フランクフルトはちょっと違う。

アジアンマーケットが多かったり、

街もアジア系が多い。

 

久しぶりな感じで僕はけっこう落ち着くのですが、

ヨーロッパだけを見るとかなり異質な気がします。

 

アジアンマーケットには、中国、韓国、日本の食料品が置いてあります。

 

主に中国なのですが、

ある店で、キリン一番搾りを見つけました。

 

何だかどうしても飲みたくなって、

若干高いけど購入しました。

 

 

 

べらぼうに美味かったです。

日本のビール、半端じゃないです。

 

ドイツがビールの本場?

なめんな。

日本のビールメーカーなめんな。

 

 

って思うくらいです。

 

まぁ、個人差ありますからね。

 

でも実際ドイツのビールは手放しで褒めるほど

美味しくないですよ?

 

大概です。

 

やっぱりフランクフルトは書く事ないなぁ・・・

 

フランクフルトの後はフュッセンです!

 

ちょっとずつ書いていきます。

ケルン

ベルリンの次はケルンです。

一気に横断する感じです。

朝、ベルリンを出て
ケルンに着いたのは19時近かったです。

ヨーロッパは21時くらいにならないと
日が暮れないため、
夜到着しても全然問題がありません。

朝早いとチェックインできなかったりと
色々面倒なため、夕方着くらいが
いちばん良いような気もします。




さて、ケルンといえば、
ケルン大聖堂ケルシュビールです。

ケルン大聖堂は、
駅のすぐ横にあり、違和感がすごいです。

600年かけて建てられたらしい
この大聖堂は、さすがに凄かったです。

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中に入ると心なしか
空気が張りつめていて、
無遠慮に写真を撮ってる人がいると
若干イラっとするようになります。
自分も撮るんですけどね。


また大聖堂は、2つの塔のうち片方に
展望台があり、階段で上がることができます。


その階段、509段。


ピンとこないかもしれません。

僕もこれを最初に聞いたとき、
軽くいけると思いました。


しっかし、
ちょーしんどかったです。



途中から足が鉛をつけたようでした。

しかもこの階段、ほぼ螺旋です。

色々大変です。


社会見学みたいな子ども達がいて、
最初は調子にのっていたおデブちゃんが
途中から息も絶え絶えになり、
半泣きみたいな感じでした。

昔の自分を見ているようで辛かったです。

とりあえず痩せようね。
人生変わるよ。



僕がケルンに着いた日から、
ドイツはものすごく寒くなりました。

ケルンは初冬のようでした。
マフラーとかコートが必要なくらいです。

そんな時に高いところの
展望台に登れば、当然のことながら
くっそ寒いわけです。

風が容赦無く吹きつけ、
風邪の僕を追い詰めます。

上手く風と風邪がかかりましたね。


寒いけどせっかく登ったんだから、と
展望台を何周もしました。


世界遺産なのに至る所に
落書きがすごいです。

まさか日本人は書いてないよね、
と思っていたのですが、

いるんですね。
落書きしちゃう人。

世界遺産を相手に
本当に何がしたいのでしょう。

○○参上!とか、

えぇぇぇ、今どきそれ!?みたいな。

丁寧にフルネーム書いてあったりね、
アホそうな顔が目に浮かびますね。

どういう神経してるんですかね。



景色はライン川や街並みが
えらくキレイに見えます。
大聖堂に来たらしんどいけど
登りましょう。




大聖堂に行ったら観光は完了です。

ケルシュビールを飲みに行くことぐらいしか
やることがありません。

ケルシュとはケルンの地ビールらしいです。

お店で飲むと、1杯200mlで
飲み切ると何も言わなくても
2杯3杯と持って来ます。

わんこそばシステムです。

缶でもお店でも飲みましたが、
お店で飲むと比べものにならないくらい
美味しいです。

お金があれば10杯くらいいける気がします。
もっと飲みたかった...


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これは大聖堂にいた老夫婦です。
とてもいい感じだったので撮っちゃいました。



はい、リアルタイムはパリです。
気づいたらドイツ終わってました。

ベルリン

ところ変わってここはドイツです。
プラハから首都ベルリンに来ました。


ドイツに入るタイミングで
お金が本当に足りないかもしれない、
ということがわかりました。

怒涛の節約の始まりです。

オーストリアから
ずっとほぼ一日一食の生活ですが、
一食の質を落としました。

レストランなんて入れません。
スーパーがあったら諸手をあげて喜びます。
贅沢は敵です。

ベルリンの宿にキッチンがあったので
レンジでチンやらインスタント麺やらでしのぎ、
苦学生みたいな食生活です。

いちばんお金がかかっているであろう
お酒代は飲む量を減らし、
よっぽど気になるお酒でない限り
お店では飲まないと決めました。

ベルリンに到着後すぐ
風邪をひいたので
ビールへの欲望が薄れていたのは不幸中の幸いです。


でもね、ドイツ来てビール飲まないのは
どうなんだと。
女の子を部屋まで連れて来といて
何もしないのと同じくらい
失礼な行為だと思うのです。

ビール飲みたい...




ベルリンはただの都会なので
でっかいスーパーがありました。

レンジでチンするラザニアが
200円くらいです。
量が400グラムあります。
日本の冷凍食品のしょっぱい量とは
比較にならないくらい多いです。
そして、美味いです。
1㎏のラザニアは300円でした。

200円くらいのシーザーサラダも
300グラムありました。
もはやカロリー過多です。
栄養考えてサラダ買ったのに
逆効果です。


こんな食生活をしていた結果、
風邪をひきまして
しかもこじらせました。
体に栄養が足りていないせいか、
いっこうに治りません。

ちゃんと食べる日をつくりたいと
思います。




話は変わりますが、
ベルリンの観光といえば
そう、壁です。

壁を見にわざわざ来たようなもんです。


全長155kmもあったらしい壁は、
今では一部が残るだけという感じみたいです。

そして、その残された壁は
絵描きさん達により
アートギャラリーになっています。

何も描かれてない壁も
どこかにあるらしいですが、
どこか知りません。


壁といえば、僕は
カップヌードルのCMを思い出します。

壁によじ登ってカップヌードル食べてるやつです。

あの印象から、すごい高い壁なんだと
思っていました。

残壁の近くの駅から歩いていくと、
川沿いに壁が見えてくるのですが、

あれ?低くない?
と思いました。

簡単に乗り越えられそうじゃない?
みたいな。


だが、しかし、
近づいてみてわかりました。


1人で乗り越えるのは無理です。
筋肉番付的な、目指す所そこ?
みたいな人ならいけるかもしれませんが。


大きな男性が2人がかりで
何とかなるかもってくらいです。



あぁ、越えられない壁もあるのか、と。


特に感慨に耽ったりはしてません。



ひたすら、やべー、たけー、
みたいな感じで写真撮ってました。


3mはやっぱり高いです。
当時は壁に近づくことも
アウトだったらしいです。
もたもたしてたら即見つかります。


あっち側行けない絶望感は
近づいてみてわかりました。



これを機に、人との間に壁を
つくることをやめたいと思いました。


しかし、同じ部屋になった
アルジェリア人が
何言ってるかわからなすぎて
速攻で壁を構築しました。

何でかわかんないけど
ビールをおごってくれたので
それはありがたく頂戴しました。


ドイツのビールは正直、
おいしいんだかまずいんだか
わかんないものが多いです。
でもたまに、目を見張るほど
美味しいビールがあります。

アルジェリア人の買ってきたビールは
良くも悪くもそれなりでした。

種類が多すぎて、選ぶの大変だからね。
どっちかと言えば、ワインが飲みたい気分だったかな。



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ベルリンの壁です。
有名らしい絵です。

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ベルリンの街中にありました。
教会です。オルガンの音がすごかったです。

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ベルリンの街中にいました。
写真を撮ったら苦笑いされました。
お金を払わなかったからでしょうか。

今回の写真からいんすたぐらむ導入です。





今はフュッセンにいます。
有名な城があります。
10日目にしてようやく風邪が治ってきました。

プラハ

ウィーンの後は
チェコプラハに来ています。

プラハ好きです。
ヨーロッパ版京都みたいな感じです。


そして何より、
チェコというのは
ベルギーやドイツと同じように
ビール大国です。

肉料理がメインで
みんな昼からガバガバとビール飲むので
チェコ人はハゲが多いです。
ハゲばっかりです。
ビール飲めるならハゲでもいいか、
と思うかというと答えはNOです。
ハゲは嫌です。



有名なビールは、
日本では1杯900円〜1200円する
ピルスナーウルケルです。

チェコでは
お店で飲んでも150円〜です。

ほんでもう一つ、
バドワイザーというビールをご存知でしょうか?
あれはアメリカのビールですが、
バドワイザーという名前は
チェコのビールからパクったものです。
訴訟になったらしいです。

そのパクられたビールが
ブドヴァイゼルブドヴァルというものです。
これがどうしても飲みたかったのです。

珍しいのかなー、なんて探してたら
そこら中にありました。
スーパーにも売ってました。
しかもウルケルより安かったです。


このブログを書いている今は、
プラハ3日目です。
毎日2ℓくらいビール飲んでいます。
なんか若干、手が震えているような気が
しないでもないです。
今もブドヴァルを飲みながらの執筆です。



プラハでは街中あちこちで
クラシックのコンサートをやっています。

その中でも有名なのが
市民会館でやるコンサートです。

日本の公民館みたいなもの想像していませんか?
違いますよ?
かなり豪華なコンサートホールです。

チケットは高かったです。
5000円近くしました。
3泊くらいできちゃう値段です。
まぁまぁ、本場のクラシックですから
ケチっても仕方ないよねっ、と
納得させました。


ウィーンのオペラが期待以上だったので
こちらにもかなりな期待が寄せられます。

時間になり、会場に入ると
theヨーロッパな感じです。

ここで少し気になることがありました。

譜面台が6個しかありません。

少ない。

そして、椅子が1つもありません。

おかしい。


クラシックをちゃんと聞くのは初めてですから
こういうもんかと思って待っていました。


奏者がステージに入ってきました。

8人。

あれ?

指揮者もいません。

あれ??

一礼したらサクっと弾きはじめ、
どっかで聞いたことのある
有名な曲の有名な部分だけを弾いて、
次の曲にいきます。

あれ???

そして、1時間で終わりました。

あれ????



いま、自信を持って言えます。

ハズレだったと。


思い出したらまた腹立ってきた。


演奏は確かに上手でしたけど、
流してる感たっぷりで
ステージ上でもヘラヘラしやがって、
観客も、え?え?と戸惑いを隠せずにいました。

くそったれ。
他のとこに行けばよかった。

というか、5000円が痛いです。

最近、節約のために一日一食ですよ?
ここ一ヶ月、個室に泊まってませんよ?
ただでさえ、6月から観光シーズンで
宿とかさらに高くなるっていうのに!!


あ、そうそう。
プラハには中華料理屋が何軒もあって、
ご飯とおかずが500円以下で
食べられます。
量は中華だけあって多いです。
僕の一日一食はずっと中華です。

節約したかったら中華です。
安定のフライドライスもあります。

でも、チェコ料理食べたかったな...




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これは駅のトイレにありました。
小をするとメジャーで粗チンを計測されます。

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この写真で言いたいことは、
僕の手意外と綺麗じゃない?ということです。

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ミュシャです。ミュシャチェコ出身らしいです。
すっごいよかったです。




ブログがリアルタイムに追いつきました。
明日、ドイツのベルリンに向かいます。
そして、近々帰国の日を決めようと思います。
そして、お金が本当に足りないかもしれない...