Toa de Butogeta

〜絶対に自分探しなんてしない旅のブログ〜

エレファント

昨日、資格を取りました。

 
象使いの資格です。
 
ラオスの国家資格、
象使いです。
 
これで僕の未来は光り輝くことでしょう。
 
 
昨日1日、象に乗ったりメコン川に沈められたりしながら
象さんとの交友を深め、
エレファントマスターへの道が開けたわけです。
 
メコン川に沈んだおかげか、今日は朝からけっこうな腹痛に襲われています。
 
 
象使いの研修は朝9時に
エレファントキャンプに連れて行かれるところから始まります。
 
まず、青い作業着みたいな上下を渡され、
水に濡れることを考慮し
ノーパンではきます。
ノーパンエレファントです。
 
 
その後、サクッとラオス語の指示を教えてもらいます。
指示は
PAI(パイ)=進め
HAO(ハオ)=止まれ
とか
MAP LUNG(マップロン)=しゃがめ
TAK BOON(タクブーン)=水をかけろ
こんな感じです。
 
象さんは指示に従わない、もしくは耳が遠くて聞こえていないため、
大声でこれらの指示を叫ぶことになります。
 
僕も
パイパイパイ!!!パイィィィ!!!
と普段では考えられない大きな声を出していました。
 
人間、必死になるとやれるものです。
 
 
午前中は象の背中に乗せた椅子に座り、先輩象使いを凝視します。
実際は、ただ楽しく象散歩してるだけです。
 
午後から象の首に乗り、
1人で象さんを操ります。
 
椅子よりも首のほうが安定します。
斜度のある上り下りも安定していて、全然恐くありません。
 
何せ、歩いたほうがはるかに早いくらいの速度で象さんは進みますから。
 
両手は象さんの頭に置くのですが、
象さんはかなりの剛毛です。
ハゲなのに剛毛です。
両手はずっとチクチクするわ、毛にハエとかが絡まって死んでいくわで、
何とも言えない感情になります。
 
しばらく歩いたら、
象さんはメコン川に向かいます。
もちろん僕はそんな指示は出していません。
 
象一頭につき1人付く、トレーナーのおっさんは
この川遊びがえらく好きなようで、
パンツ一丁になったのち、
執拗に僕に水をかけてきました。
象さんと結託して沈めてやろうかと思いました。
 
川遊びではしゃぎすぎて疲れたトレーナーのおっさんは、
基本的に僕らをほっといたので、
出会って間もない象さんと
森デートをすることになりました。
 
象さんは勝手にお食事タイムを始めたりするので、
かなり平和な時間が流れます。
 
ひたすら森の中を歩き、
象さんを寝床まで連れていったら
象使い研修は終了です。
 
もっと乗りたかったです。
象さんは、性格も一頭一頭全然違うので、
なかなか心を通わせるのが難しいです。
 
しかし、これから
立派なエレファントマスターになるべく、
日々精進を重ねたいと思います。
 

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まさかの、象に乗ってる写真が一枚もないっていうね。