Toa de Butogeta

〜絶対に自分探しなんてしない旅のブログ〜

ウィーン

日本を出てから4ヶ月を越え、
髪の毛が非常にうざったい長さです。

切りたい、しかし、のばします。
帰ってから旅人感を醸しながら友達に会う、
までが旅です。
髪の毛は旅人感を出すための
必須アイテムです。

しかし、ヨーロッパでぼさぼさの頭は
浮きます。

ブダペストの次はオーストリアに来ました。
音楽の都、ウィーンです。

馬がアコーディオン弾いたりしてます。
さすが音楽の都です。
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彼らが音楽家としてのプライドを捨て、
馬になることを決めたその背景に
どんな葛藤と苦しみがあったのかは、
知る由もありません。


街も人も、グッとおしゃれになります。

女性の乳首浮いてる率も
グッと高くなります。
なんですか?乳首はファッションですか?



そんなオシャンティな街や人を目にして、
やばい!着飾らな!と
日本でもあんまり着ない
ジャケットを羽織りました。
キノコみたいな頭もジャケットを着たら、
なんだか良いとこのおぼっちゃんみたいになりました。


そして向かった先は、
オペラ座です。

「やっぱりウィーンに来たからにはオペラを見なきゃね。」
「でもオペラなんてお高いんじゃないの?」
「それが何とたった3ユーロで見られるんだよ!」
「3ユーロですって!?なんてっこった!ビックマックより安いじゃないか!」
「でも、実はそのチケットは、立ち見なんだ。」
「立ち見?そんなの全然平気さ、ジョニー!」

はい、以上ウィーンの街中で
繰り広げたひとり言です。

日本語わかんねぇだろうからと
ブツブツ言ってたらすごい目で見られました。
なんかもう、本当にすごい目でした。

あ、で、立ち見なら3ユーロか4ユーロで
オペラが見れるのです。

普通に席を取ると安くても30くらいするらしく、
しかも安い席は全然見えなかったり
するみたいです。

立ち見なら尚更見えないんだろうなーと
思ってたのですが、

すごいよく見える!
ちょっと遠いけど全部見えるし
オーケストラも見えるし、
全く問題ありません。
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立ち見は3種類あって
1階と2階と3階みたいに分かれており、
人気なのは1階で、中国の方が
大挙して押し寄せてました。

僕は人が少ない3階のチケットを選び、
すんなり良い場所を取れました。

場所取りは手すりに何かしら巻いとけば
大丈夫みたいです。




僕が見た演目は
シンデレラでした。

オペラのイメージは
真面目でどっしり落ち着いた感じだったのですが、
シンデレラすっごいおもしろかったです。

喜劇らしく、演者さんは
終始ドタバタして、観客も
声出して笑ってました。

初めてのオペラで
つまらんかったら途中で出よ、
くらいに思っていたのですが、
最後まで余裕で見てられました。

立ちっぱなしがちょっとしんどいけどね。


そういえば、立ち見のお客さんは
けっこうラフな格好でした。
ジーンズどころかハーフパンツとか、
Tシャツどころかサッカーのユニフォームとか。

僕はジャケットとシャツ着てましたが、
逆に浮いてる?って思うくらいです。
でも、小綺麗にしてると
スタッフの対応が心なしか良かったです。
ラウンジみたいなとこで
ワイン飲んでてもかろうじて様になります。

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ラウンジです。ワインがチケットより高いです。


終わってから、
こんなに楽しいなら毎日行けばよかった、
と思いました。




リアルタイムは
ウィーンからチェコプラハ
向かっています。
ヨーロッパでは初めての電車移動です。
世界の車窓からは綺麗な緑が見えます。