Toa de Butogeta

〜絶対に自分探しなんてしない旅のブログ〜

イスタンブール

ポカラからカトマンズに戻り、
空港に向かいます。

なぜなら!

トルコに行く為に!


さくっとアジア脱出です。

気づけばもう5月ですからね。

トルコに飛んだのは5/2。
世間はそう、GWです。

ついったーやらふぇいすぶっくを見て
気づいた時は、あぁ...と息が漏れました。

特に意味はありませんけどね。



トルコへはUAE経由です。

そう、よくわかんないけど、
サッカーでやたらと日本と戦うあの国です。


えらく高いビルや
帆型のオシャンティなホテルが
あるらしいのですが、
空港から出ないため見れません。

代わりに、夜のフライトだったので
バグダッドの夜景を飛行機から見ました。

太っちょのおばさんが働く
カフェがあるはずです。


トルコのイスタンブールに着いたのは
午前1時を回った頃。

入国審査は、
奇跡のノールックスタンプで
30秒くらいでした。最速です。

着いたのが遅かったので
この日は空港泊です。
ベンチが固いし、空調寒いし、
寝れるか。と思いましたが
案外よく寝れました。
8時くらいまで寝てました。

空港が街から離れている
サビハ・ギョクチャンという
誰?韓国人?みたいな名前の空港だったので
シャトルバスでどっかまで行き
地下鉄に乗って目的地に向かいます。

この時点で違和感しかありません。

だって、
バスは一切揺れないし、
クラクションも鳴らさないし、
シート叩いても埃出ないし、
隣に金髪美人座ってくるし。

アジアじゃあり得ません。

街もキレイです。
ゴミ落ちてません臭くありません。

戸惑いました。

落ち着かないんです。

地に足着いてない感じです。

ふわふわしてます。

イスタンブールにいる間、
この落ち着かない感じは続きました。


トルコに来て物価が急に上がりました。
イスタンブールは特に高いです。

レストランは1品1000円を
軽く超えてきます。




2日目の夜、ご飯を軽く済ませて
ビール一杯飲んで帰るかと
店のメニューを見てると
日本人の方に声をかけられました。

男性「夕飯食べました?」
俺「あ、はい。で今、ビール飲もうかなって。」
男性「そうですか。一緒に夕飯食べに行きません?」
俺「いいすよ」

とまぁ、滞りない会話の後
飲みに行ったわけです。

そこそこ飲みまして、
二軒目行こうかとなりまして、
2人じゃ寂しくない?となりまして、
その方、アグレッシブでして、
僕と同じようにメニューを見ている
女性2人に声をかけたわけです。

最初怪しまれたものの、
何故だか、じゃあ一緒に、
となったのでお店に入ったわけです。

そしたらそこの店員が、
僕らにかなり突っかかってきました。

最初、トルコ人特有のおもんない冗談かと
思っていたのですが、
トーンがマジになっていきます。

僕らの注文は受けない、とか
女性らと違うテーブルに座れ、とか。

それで後半はずーっと
「I kill you  I kill you」と
連呼してきます。

外人の真顔のI kill youは
言われるとけっこう凹みます。

最後は、出ていってくれと言われ
強引に店を追い出されました。



とりあえず違う店に入り、
再び合流したのですが、

僕らがいなくなった後に
女性2人はものすごい勢いで
お誘いを受けたそうです。

勤務が終わった店員が
後を追いかけてくるぐらいしつこかったそうです。


まぁ、その後飲んでて
「初めて外人にI kill youって言われた!」と
ひとしきり盛り上がったのでよいです。


それから僕もその店を通るたびに
呼びとめられました。
無視して通りすぎるのですが、
しつこかったです。

イスタンブールの思い出というと、
これくらいです。

この時点で、トルコ人大嫌いです。

インド人より嫌い、って思うほどです。



ま、いまはけっこう好きですけどね。



リアルタイムはパムッカレです。
色々言いたいことはありますが、
パムッカレの話は追い追いです。
今夜、夜行でイスタンブールに戻りまーす。

ポカラ

ポカラです。

そうです。
耳につけると合体できる
イヤリングです。
一度合体したら二度と元には
戻れません。
でも、僕もよくは知りませんが、
例外もあるみたいです。
何かの体内に入るとか。


ということで、ポカラです。

ネパールに来てポカラに行かないなんて
餅巾着のないおでんのようなものです。

来て良かった場所ベスト3に入るくらい
僕はポカラが好きになりました。




最初はカトマンズからの
ウェルカムネパールを受け、
寝たきりでした。

病気行かないとまずいやつかもしれない、と
泣きそうになりましたが、
水分が全てお尻から出るため
泣くことすらできません。


何とか治って、
ようやく動けるようになったのが
ポカラに来て4日目です。

一体何しに来てるんだと憤怒し、
思い立ちました。


そうだ、パラグライダーやろう。

と。


ポカラからは天気が良いと、
ヒマラヤが見えます。
まじでキレイです。
長野県民の僕でさえ、
山って素敵やん。と思います。

多くの人はトレッキングをします。
しかし、僕は長野県民。

山なんてもう登りたくありません。
中学二年生に、3000mの山を
ジャージとスニーカーで登らせることを
遠足と言い張る県で育った僕は、
山登りより山の周りを飛んでみたくなったのです。

ポカラではパラグライダー
簡単にできます。

前日に、たくさんある会社の
どれかに行って申し込めば
すぐです。

約30分のフライトで8500円くらいです。
ネパールの物価からすると
べらぼうに高いですが、
必要経費です。ケチっても仕方ありません。


朝9時くらいに集合して
山の上まで車で連れていかれます。

僕は欧米のご夫婦と
べっぴんさん1人と一緒でした。

べっぴんさんが怖がってるのが
可愛かったです。


山の上に着くと
一緒に飛ぶトレーナーに呼ばれ、
何だかいろいろ装着され
速攻で飛びます。


リュック式の椅子みたいなものを
装着されたのですが、
明らかに外国人サイズの為、
固定されずにスッカスカです。
前のめりしたら、落ちます。
飛んだら姿勢良く座ってるだけです。

高度はぐんぐん上がります。



すると、僕の後ろから
海外に来てから頻繁に耳にする、
NOKIAのタラタッタタラタッタタ〜♪
という着信音が聞こえてきました。

上空でも電波通じるんだー、なんて
呑気に考えていると、




「hello」という声が聞こえました。



まじか。


出ちゃうんだ。



しかも会話が弾みます。
「後でかけなおすよー」とかじゃ
ありません。

ジョークを交えつつ、
楽しげに話すネパール人トレーナー。

地上なら問題なしです。
好きにやってくれと思います。

しかし、ここは上空です。

ベテランだからって
何やってもいい訳ではありません。

操縦されないパラグライダー
当てもなく浮遊していました。

ただでさえ器具がスッカスカで
怖いのに、後ろで電話されると
もはや楽しくなってきます。

僕はただただ
両手広げて風を感じていました。


高速道路で窓から手を出して
感じる風圧がEカップと同じ、
とか何とか昔ありましたよね?

パラグライダーだとたぶん、
Gカップぐらいあるんじゃないかな。
Gカップ揉んだことないんで
わかんないですけど。
僕は貧乳が好きです。


降りるときにサービスで
クロバット飛行してくれたり、
いろいろと楽しかったです。

ちなみに、
僕が飛んだ日はものすごいガスってて
ヒマラヤどころか普通の景色も
ほとんど見えませんでした。

ヒマラヤ見たかったなぁ...
4月になると雨季が近いため
景色があんまり良くないみたいです。



あと、ポカラでした事といえば
ステーキとかピザとかラザニアとか
たくさん食べて、
昼からビール飲んでました。

それから、物価が安すぎるので
買い物もしました。

麻のシャツを作ってもらったら
500円でした。
最高です。

ちょこっとお土産も買いました。
1人当たり500円いかなかったことは
内緒です。





リアルタイムはトルコです。
サフランボルからカッパドキア
移動中です。
バスにWi-Fiがあります、感動です。
サフランボルすごい良かったです。

カトマンズ

ネパールです。
最初に着いたのはカトマンズです。

ネパールはこれまで会った旅人の間でも、
何故だかとても評判が良い国です。


何故かはすぐに分かります。

特に評判が良いのはポカラなのですが、
もうね、
カトマンズから良いです。

インドから行くと
何処も良く感じるという
正論は置いておいてですね。

以下、ネパールの良いところです。

人が良い。
ご飯がおいしい。
物価がインドより安い。



ネパール到着後、
空港から安宿が集まるタメル地区まで
タクシーを使いました。

空港で流暢に日本語を話す
ネパール人に声をかけられ、
タクシーに乗ったのです。


もし、これがインドなら。

1.旅行会社に連れて行かれる。
2.よくわからない宿に連れて行かれる。
3.チャイでも飲もうと拉致られる。

どれかです。
もしくは全部です。


声をかけてきたネパール人は
次はどこ行くの?とか
何日ぐらいカトマンズにいるの?
とか、いろいろ聞いてきます。

何も決めてないよ。と言うと、
あれがいいここがいいと言うので、

あぁ、ネパールでもしつこい勧誘があるのか...
と思っていたら、

「あそこがタメルの中心だから!じゃ、気をつけて楽しんでね!」
と、何処にも連れて行かず、
最初に交渉した値段で僕を降ろし、
颯爽と走り去っていきました。

この時思いました。

ネパール、好き。と。


そして、なぜか一抹の寂しさを感じました。



どっかのブログ見てたら
こんな事が書いてありました。


中国とインドに挟まれているのに、
ネパールは奇跡だ。


中国行ったことないですけどね、
何となくわかります。



カトマンズの最初の滞在では
ずっと日本食を食べてました。

日本で食べるのと変わらない味、
とはいきませんが、
美味しいのもあります。

でも、大体まずいインドと比べると
雲泥の差です。


2日ほど、調子のって食って飲みました。
そして、ポカラへのバス移動の前日、
激しくお腹を壊しました。

俗に言う
ウェルカムネパールです。

頻繁にお腹は壊れていますが、
この旅でいちばんの壊れっぷりでした。

ポカラまで6時間のバスは
ケツの穴を気合いで締めて
何とか乗り切りました。
弛めたら大惨事です。


日本食は美味しいですが、
食べ過ぎには注意です。
最初は水が合わないかもしれないので、
徐々に慣らすことをおすすめします。
日本食が原因かも、という方が
もう1人いらっしゃいました。

本当にしんどかった。
本当に、もう治らないじゃないかと
思うくらいひどかったです。

これが最初のカトマンズ滞在の思い出。


カトマンズは2度滞在しました。

ポカラ滞在後、トルコに飛ぶため、
カトマンズに戻ってきました。

この時はやることがなくて
困っていたのですが、
漫画が僕を救ってくれました。

ポカラで知り合った方で
カトマンズで旅行会社をやられている
日本人の方がいまして。

その方がマンガ休憩所をつくった
というので、
遊びにいったら

思った以上に充実していて
2日ぐらいそこで過ごさせて
いただきました。

どツボのラインナップでした。

だって、
すごいよ!マサルさん。全巻に
武士沢レシーブまであるんです。

個人的に、
ヒカルの碁を最後まで読めて嬉しかったです。


ソル・エレベストトレック
という旅行会社です。

タメルにあります。
僕は観光もトレッキングもしてないので
話を聞くことはなかったですが
相談に行ったらすごく良いと思います。
超親切です。


僕はずっと漫画読んでたら
夕飯とか連れてってもらいました。



排気ガスとか、空気がちょっと悪いですが、
カトマンズも良いとこです。
暇になることは請け合いです。


日本食以外だとピザが
やたら美味かったです。
歩き方に載ってるイタリアンです。
日本食だと、絆のカツ丼が美味いです。
これはお腹壊さないやつです。


お腹壊したこと以外、
ネパールは良いことしかないです。

次の場所ポカラは
もっと良いです。

ただ、インド-ネパールと
旅をする人の中で
たまに聞くのですが、

「インドのインパクトが強すぎて、
ネパールほぼ覚えてないんだよね。」


わかる気がします。

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これはビートルズも泊まったという
カトマンズゲストハウスです。
僕は泊まってません、入りにくかったから。





リアルタイムはトルコです。
イスタンブールからサフランボル
到着しました。
サフランボルやばいです。

インド脱出

ジャイプールで
ヴィパッサナーを終えた僕は
一泊した後、
デリーへと向かいました。

ネパールに行くためです。

ヴィパッサナー前に
ジャイプール-デリー間の
電車のチケットと、
デリー-カトマンズ間の
航空券を取っておいたので
最短ルートでインド脱出です。

陸路にこだわりたい気持ちは
ありましたが、
インドを一刻も早く出たい
という気持ちがあっさり勝りました。



ジャイプール朝6時発の電車に乗り、
朝焼けがキレイやなぁと
外を見ていると、

頻繁に
野糞をしているインド人が
車窓にフレームインしてきます。

何十人もいます。
場所によっては
鴨川の等間隔のカップルばりに
います。

彼らはさぞ気持ちがいいでしょう。
朝日を背に、
スッキリと一日のスタートを
切るわけです。

対する僕は
もはや無感情です。

あぁ、またいるね。と。
スムーズに受け入れました。

インドで朝早く電車に乗るという
機会があったら
是非、車窓から眺めてみましょう。

人間も動物なんだ、と再確認できます。



デリーは二度目ですが、
空港を使うのは初めてなので、
ものすっごいキレイな
空港行きのメトロも
初めてでした。

成田なんちゃんらや
バンコクBTSみたいで
ちょっとテンション上がりました。
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ニューデリー空港は
至って普通の大きな空港で、
マック食べて、
無駄に高いビール飲んで、
さくっとチェックインして
インド脱出です。

最後だけは
素晴らしく順調にいきました。

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これはニューデリー空港の男子トイレです。
この顔、割と嫌いじゃないです。


約一ヶ月半のインド滞在が
終わりました。
ほとほと疲れた、というのが
いちばんの感想です。

もう行きたくないと思う反面、
行きたい場所があるのも事実。

インドを旅できたら
どこでも旅できる、というのが
本当かどうかはわかりませんが、
いろんな事に耐性ができたのは
確かです。


まじでしんどかった。けど、
楽しかったです。

またいつか行きたくなるのかは
微妙ですが、次行くとしたら
南インドに行ってみたいです。


インドの旅中に
こんな事を友人と話しました。


「インドにはまる人多いやん?
   それって、インドが広すぎて
   一度じゃ回りきれんから
   何度も来てる内にいつの間にか..
   ってパターンが多いんちゃうかな。」

「たしかに。
   もはや、ただの使命感やん。」

「せやな。笑」




使命感は全く感じておりません。

ヴィパッサナー③

ラバーメン!
 
すごいよ!マサルさん
全巻読みたい気持ちが止まりませんが、

なんとか今回で

ヴィパッサナーを終わらせます。
 
 
前回まではほぼ、
愚痴と文句しか書いてませんが、
今回はできる限り
良かったことについてです。
 
 
序盤は、
本当にこんな事で
悟りが開けんの?と
疑いながら瞑想していましたが、
 
徐々に感覚が変わっていく事が
わかってきました。
 
本当に微妙な感覚です。
 
普通に生活していたら
気づくことはないであろう
些細なものです。
 
 
正直いまでも、
悟りがあれで本当に開けるのかは
よくわかりませんが、
 
でも、自分自身の変化として、
 
1.意識が冴える
2.穏やかになる
3.姿勢が良くなる
 
と、以上のものがあります。
 
 
3の姿勢が良くなった事は
特に良かった!
痛い思いをした甲斐がありました。
 
一緒に修行していたドイツ人の
イケメンがものすごく姿勢がよく、
一方的にライバル視していたおかげです。
 
 
まぁ、意識が冴えるとかはね、
別にヴィパッサナーじゃなくてもね。
よく聞くありがちなやつです。
 
 
何日目から
世界の見え方が全然違うんです!
 
みたいなことはないと思います。
そんな事言ってる人とは
友達になれそうにないです。
 
 
先ほども言いましたが、
徐々に微妙に変わりました。
 
気づいたら教えられたことも
理解できるようになり、
瞑想法も間違ってないんだーと
思えるようになりました。
 
これはちょっと不思議でした。
 
 
7日目あたりに
瞑想室が割り当てられ、
インド人の屁も気にならなくなると
集中もさらに深くなります。
 
しかし、深くなったと思ったら
ロシアン美人が
ノーブラでTシャツ着てたり
南米系美人が
終始パンツ透けてたりと、
これらの障害を目の前に、
僕の集中はみるみる浅くなりました。
すみません、余談です。
 
 
 
僕がもう一度やりたいと思うのは、
ヴィパッサナーの無常という考え方が
はまったからです。
 
いずれ全部変わっていくさぁ〜
というもので、
瞑想は全て、この考え方を
頭と体で理解するための手段です。
 
瞑想を始めると、
思い出すと今でも恥ずかしい
あれやこれやの黒歴史や、
はらわた煮え繰り返るような
むかつく出来事、
さらには現実逃避に便利な
輝かしい思い出や未来像など、
 
予想外のものが顔を出します。
 
普段忘れているような、
覚えていることすら驚くような
何やかやが唐突に思い出されます。
 
師曰く、
心が瞑想に反発して、
邪魔しようとしている。らしいです。
 
なので、何が来ても反応せず、
瞑想する。
全てはいつか過ぎさるという
無常を意識しながら
渇望と嫌悪を抱かずに観察する。
 
 
初めて参加する10日間というのは
瞑想法を教えてもらう
研修みたいなものです。
 
なので、本当に理解するには
まだまだ時間がかかります。
 
でも、1回参加しただけでも
心の平静を保てるようになったなぁと
終わってから今現在も感じています。
 
今まで以上に、なんとかなる
と思うようになっています。
 
それに、いずれ全て変わる、
と思うと何とも楽です。
 
 
こうやって書くと
何だか胡散臭いし
何が言いたいかも
よくわかんなくなりますね。
 
つまりはですね、
世界の見え方が変わる、なんて
そんなたいそうな事じゃなくて、
僕個人の心持ちが
ちょっとだけ変わったから
やって良かったと思っていて、
もう一度やりたいと思っている、
というのがまとめです。
 
 
うん..
 
簡単にまとまってしまいました...
 
 
 
 
時系列に沿って書こうかとも
思ったのですが、
あんまり意味がないし、
何よりめんどいので
掻い摘んで書きました。
 
日本帰ったら
京都・奈良旅行ついでに
またやろうかと本気で考えています。
 
はい。
ヴィパッサナーを口実に
京都・奈良に行きたいだけです。
 
 
ざっくりですが、
ヴィパッサナーは以上です!
何か聞きたいことがあったら
自分で調べてください!
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ヴィパッサナー②

引き続きヴィパッサナーです。


旅の中でちょくちょく
参加した人と出会いました。

今はネパールのカトマンズにいますが、
たまたま夕飯を一緒に食べることになった3人の内、
お一人が参加済で、
もうお一人がこれから参加、
という凄まじい布教ぶりです。


感想は様々あるのですが、
めっちゃ良かった!というのが
圧倒的に多いです。

何か違う、合わない。と答えた方は
これまでで1人だけでした。




初日は慣れるので精一杯で
何も考える余裕もありませんが、

2日目から5日目ぐらいまでは
ずっと疑心暗鬼でした。

自分も合わない側なのかも、
と思いつつの瞑想です。


ヴィパッサナーは
効果が劇的に現れることはありません。
微妙な変化の積み重ね
だと僕は感じました。

喋ることもできないので
果たして自分が正しく瞑想できているか
確認のしようもありません。
(先生とは話せるので英語で質問できれば問題はないのですが)

なので、
最初の内は変化の無さに
焦っていました。

色んな話を見聞きしたせいで
比較してしまったり、
過剰な期待があったり、

瞑想自体を信じていいものか
いまいち確信が持てなかったりと

色々なことが頭に浮かぶ
この2日〜5日の間は
相当キツかったです。


でも段々と
集中できるようになるものです。


たとえ、
前に座るインド人が
頻繁に屁をここうが、

夜に聞く講話のテープが
日本語だけ他の言語に比べて
30分以上も長くてイライラしようが、

集中してやらざるをえないのです。
諦めの境地です。

屁とテープの長さは
本当にイライラしました。


テープは、
「心を平静に保ちなさい」
なんて平気で言うもんだから
お前に言われたくない、と
ひたすらイライラします。

途中、スタッフの人が
「長すぎるね(苦笑)」と
話しかけてきちゃうぐらいです。


5日目あたりまでのキツさは
正直、逃げられるものなら
逃げてしまいたいと思うほどでした。

この旅でいちばん日本に帰りたかったです。




ここまでくると
もうお分かりだと思いますが、

僕の感想は、
しんどかった。という一言に尽きます。

でも、またやりたいと思っています。

その理由は次で書きます。

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これは僕が10日間過ごした
独房みたいな部屋です。
大量の蟻がいて
ベッドにまで上がってきたり
シャワーなんてないので
バケツに水貯めて水浴びしたりと
楽しい部屋です。




日本はゴールデンウィークらしいですね。
今はカトマンズにいますが、
2日からトルコに行き
ゴールデンな感じで過ごします。

ヴィパッサナー①

 

さあさあ、
書くときがやってきました。
 
正直なところ、詳細に書くのは
かなりめんどくさいです。
 
ですが、
記憶が鮮明なうちに書いておかないと
忘れてしまいますからね。
 
 
 
もし、ヴィパッサナー瞑想に興味がある、
もしくはやるつもりだ、という方は
 
協会のHP以外の
あらゆる情報を見ないほうがいいと思います。
 
僕はいろいろなブログやら何やらを
見聞きしすぎてしまい、
先入観を持って臨んだことを後悔しています。
 
 
一つだけ。
 
日本でやるべきだ、ということだけを
覚えて、即刻ページを閉じましょう。
 
 
 
 
 
 
 
さて、本題に入ります。
 
まず、ヴィパッサナー瞑想とは。
 
ブッダが悟りを開いたと言われる
おそらく、由緒正しき修行法です。
 
しかし、長い長い年月が経ち、
具体的な瞑想の仕方が
インド国内では失われていました。
 
そんな折、
ゴエンカさんというおじいちゃんが
ミャンマーでのみ失われずに
伝わっていたこの瞑想法に出会い、
インドに里帰りさせて、
世界中に広めた、と。
成り立ちはこんな感じです。
 
 
 
修行の内容は、
全12日間のコースで、
初日にオリエンテーションがあり、
最後の1日半で社会復帰のための
なんやかやをやります。
 
なので、
約10日間は延々と瞑想をします。
 
修行ですからね。
 
 
コースには色々あり、
さらに期間の長いものもあるようです。
 
 
 
 
修行にはいろいろと決まりがあります。
 
他人とのコミュニケーションは禁止。
誰とも喋らず、アイコンタクトもダメです。
皆「聖なる沈黙」を守ります。
また、あらゆる娯楽(本、音楽、メモをとる事も含む)も禁止です。
 
その他に、5つの戒律を守ります。
1.あらゆる生き物を殺してはならない。
2.他人の物を盗んではならない。
3.嘘をついてはいけない。
4.あらゆる性行為の禁止。
5.酒や麻薬を摂取してはいけない。
 
 
 
1日のスケジュールは、
朝4時起床、4時半から瞑想。
 
そこから、就寝時間の21時過ぎまで、
食事と食後の休憩以外の時間は
ほぼ、瞑想です。
 
ほぼ、です。
 
 
 
合間に毎日、瞑想法の指導があります。
ヒンドゥー語、英語がわかる人は
前述のゴエンカさんの映像で。
 
その他の言語の人は
通訳が入ったテープを聞いて
瞑想法を学びます。
 
僕が参加したジャイプールの施設は
インド国内でもかなり大きい方で、
日本語以外にも、かなり多くの言語に
対応しているようでした。
 
 
ほぼ、の話に戻りますが
この勉強の時間が毎日2回あり、
この時間が大事な休憩時間になります。
 
それは何故か。
 
 
ちゃんと聞けば、
姿勢は各々楽な感じでいいよ
というものだからです。
 
 
この、姿勢というものに僕は
えらく苦労しました。
 
 
 
 
1日目から4日目の午前までは
導入編です。
 
この期間にやることは
後のヴィパッサナー本番に向けて
重要な意味を持ちます。
 
 
あ、さすがに具体的な瞑想法までは
書きません。
というか、めんどくさくて
書く気も起きません。
知りたかったら直接僕に聞くか、
修行してください。
 
 
 
それで、この導入期間で分かったこと。
 
それが、姿勢の辛さです。
 
 
姿勢。
背筋を伸ばして瞑想することが
ここでは求められます。
 
 
 
え、普通じゃない?と思うでしょう。
 
 
 
ですが、普段ヨガか何かをやっていない限り、
数時間も背筋を無理矢理のばすと
 
かなり痛いのです。
 
 
1度の瞑想は基本1時間。
長くても1時間半で区切られます。
 
 
最初は何て事はありません。
 
しかし、
1日の内、約5時間も
その姿勢をキープすれば、
徐々に徐々に、
痛みが広がっていくのがわかるはずです。
 
姿勢を変えることは
原則禁止です。
 
ですが、無理なのです。
 
痛いのです。
 
超痛いのです。
 
 
姿勢。
ただそれだけがこの10日間の瞑想で、
いちばんの敵になっていくのです。
 
 
やっぱり長くなるので、
分割します。
 
続きは、案の定WEBで。
 
 
リアルタイムはポカラです。
10日ぐらいひたすらゆっくりしたので
明日カトマンズに戻ります。