イスタンブール
ポカラからカトマンズに戻り、
空港に向かいます。
なぜなら!
トルコに行く為に!
さくっとアジア脱出です。
気づけばもう5月ですからね。
トルコに飛んだのは5/2。
世間はそう、GWです。
ついったーやらふぇいすぶっくを見て
気づいた時は、あぁ...と息が漏れました。
特に意味はありませんけどね。
トルコへはUAE経由です。
そう、よくわかんないけど、
サッカーでやたらと日本と戦うあの国です。
えらく高いビルや
帆型のオシャンティなホテルが
あるらしいのですが、
空港から出ないため見れません。
代わりに、夜のフライトだったので
バグダッドの夜景を飛行機から見ました。
太っちょのおばさんが働く
カフェがあるはずです。
トルコのイスタンブールに着いたのは
午前1時を回った頃。
入国審査は、
奇跡のノールックスタンプで
30秒くらいでした。最速です。
着いたのが遅かったので
この日は空港泊です。
ベンチが固いし、空調寒いし、
寝れるか。と思いましたが
案外よく寝れました。
8時くらいまで寝てました。
空港が街から離れている
サビハ・ギョクチャンという
誰?韓国人?みたいな名前の空港だったので
シャトルバスでどっかまで行き
地下鉄に乗って目的地に向かいます。
この時点で違和感しかありません。
だって、
バスは一切揺れないし、
クラクションも鳴らさないし、
シート叩いても埃出ないし、
隣に金髪美人座ってくるし。
アジアじゃあり得ません。
街もキレイです。
ゴミ落ちてません臭くありません。
戸惑いました。
落ち着かないんです。
地に足着いてない感じです。
ふわふわしてます。
イスタンブールにいる間、
この落ち着かない感じは続きました。
トルコに来て物価が急に上がりました。
イスタンブールは特に高いです。
レストランは1品1000円を
軽く超えてきます。
2日目の夜、ご飯を軽く済ませて
ビール一杯飲んで帰るかと
店のメニューを見てると
日本人の方に声をかけられました。
男性「夕飯食べました?」
俺「あ、はい。で今、ビール飲もうかなって。」
男性「そうですか。一緒に夕飯食べに行きません?」
俺「いいすよ」
とまぁ、滞りない会話の後
飲みに行ったわけです。
そこそこ飲みまして、
二軒目行こうかとなりまして、
2人じゃ寂しくない?となりまして、
その方、アグレッシブでして、
僕と同じようにメニューを見ている
女性2人に声をかけたわけです。
最初怪しまれたものの、
何故だか、じゃあ一緒に、
となったのでお店に入ったわけです。
そしたらそこの店員が、
僕らにかなり突っかかってきました。
最初、トルコ人特有のおもんない冗談かと
思っていたのですが、
トーンがマジになっていきます。
僕らの注文は受けない、とか
女性らと違うテーブルに座れ、とか。
それで後半はずーっと
「I kill you I kill you」と
連呼してきます。
外人の真顔のI kill youは
言われるとけっこう凹みます。
最後は、出ていってくれと言われ
強引に店を追い出されました。
とりあえず違う店に入り、
再び合流したのですが、
僕らがいなくなった後に
女性2人はものすごい勢いで
お誘いを受けたそうです。
勤務が終わった店員が
後を追いかけてくるぐらいしつこかったそうです。
まぁ、その後飲んでて
「初めて外人にI kill youって言われた!」と
ひとしきり盛り上がったのでよいです。
それから僕もその店を通るたびに
呼びとめられました。
無視して通りすぎるのですが、
しつこかったです。
イスタンブールの思い出というと、
これくらいです。
この時点で、トルコ人大嫌いです。
インド人より嫌い、って思うほどです。
ま、いまはけっこう好きですけどね。
リアルタイムはパムッカレです。
色々言いたいことはありますが、
パムッカレの話は追い追いです。
今夜、夜行でイスタンブールに戻りまーす。
ポカラ
ポカラです。
そうです。
耳につけると合体できる
イヤリングです。
一度合体したら二度と元には
戻れません。
でも、僕もよくは知りませんが、
例外もあるみたいです。
何かの体内に入るとか。
ということで、ポカラです。
ネパールに来てポカラに行かないなんて
餅巾着のないおでんのようなものです。
来て良かった場所ベスト3に入るくらい
僕はポカラが好きになりました。
最初はカトマンズからの
ウェルカムネパールを受け、
寝たきりでした。
病気行かないとまずいやつかもしれない、と
泣きそうになりましたが、
水分が全てお尻から出るため
泣くことすらできません。
何とか治って、
ようやく動けるようになったのが
ポカラに来て4日目です。
一体何しに来てるんだと憤怒し、
思い立ちました。
そうだ、パラグライダーやろう。
と。
ポカラからは天気が良いと、
ヒマラヤが見えます。
まじでキレイです。
長野県民の僕でさえ、
山って素敵やん。と思います。
多くの人はトレッキングをします。
しかし、僕は長野県民。
山なんてもう登りたくありません。
中学二年生に、3000mの山を
ジャージとスニーカーで登らせることを
遠足と言い張る県で育った僕は、
山登りより山の周りを飛んでみたくなったのです。
ポカラではパラグライダーが
簡単にできます。
前日に、たくさんある会社の
どれかに行って申し込めば
すぐです。
約30分のフライトで8500円くらいです。
ネパールの物価からすると
べらぼうに高いですが、
必要経費です。ケチっても仕方ありません。
朝9時くらいに集合して
山の上まで車で連れていかれます。
僕は欧米のご夫婦と
べっぴんさん1人と一緒でした。
べっぴんさんが怖がってるのが
可愛かったです。
山の上に着くと
一緒に飛ぶトレーナーに呼ばれ、
何だかいろいろ装着され
速攻で飛びます。
リュック式の椅子みたいなものを
装着されたのですが、
明らかに外国人サイズの為、
固定されずにスッカスカです。
前のめりしたら、落ちます。
飛んだら姿勢良く座ってるだけです。
高度はぐんぐん上がります。
すると、僕の後ろから
海外に来てから頻繁に耳にする、
NOKIAのタラタッタタラタッタタ〜♪
という着信音が聞こえてきました。
上空でも電波通じるんだー、なんて
呑気に考えていると、
「hello」という声が聞こえました。
まじか。
出ちゃうんだ。
しかも会話が弾みます。
「後でかけなおすよー」とかじゃ
ありません。
ジョークを交えつつ、
楽しげに話すネパール人トレーナー。
地上なら問題なしです。
好きにやってくれと思います。
しかし、ここは上空です。
ベテランだからって
何やってもいい訳ではありません。
操縦されないパラグライダーは
当てもなく浮遊していました。
ただでさえ器具がスッカスカで
怖いのに、後ろで電話されると
もはや楽しくなってきます。
僕はただただ
両手広げて風を感じていました。
高速道路で窓から手を出して
感じる風圧がEカップと同じ、
とか何とか昔ありましたよね?
パラグライダーだとたぶん、
Gカップぐらいあるんじゃないかな。
Gカップ揉んだことないんで
わかんないですけど。
僕は貧乳が好きです。
降りるときにサービスで
アクロバット飛行してくれたり、
いろいろと楽しかったです。
ちなみに、
僕が飛んだ日はものすごいガスってて
ヒマラヤどころか普通の景色も
ほとんど見えませんでした。
ヒマラヤ見たかったなぁ...
4月になると雨季が近いため
景色があんまり良くないみたいです。
あと、ポカラでした事といえば
ステーキとかピザとかラザニアとか
たくさん食べて、
昼からビール飲んでました。
それから、物価が安すぎるので
買い物もしました。
麻のシャツを作ってもらったら
500円でした。
最高です。
ちょこっとお土産も買いました。
1人当たり500円いかなかったことは
内緒です。
リアルタイムはトルコです。
サフランボルからカッパドキアへ
移動中です。
バスにWi-Fiがあります、感動です。
サフランボルすごい良かったです。
カトマンズ
ネパールです。
最初に着いたのはカトマンズです。
ネパールはこれまで会った旅人の間でも、
何故だかとても評判が良い国です。
何故かはすぐに分かります。
特に評判が良いのはポカラなのですが、
もうね、
カトマンズから良いです。
インドから行くと
何処も良く感じるという
正論は置いておいてですね。
以下、ネパールの良いところです。
人が良い。
ご飯がおいしい。
物価がインドより安い。
ネパール到着後、
空港から安宿が集まるタメル地区まで
タクシーを使いました。
空港で流暢に日本語を話す
ネパール人に声をかけられ、
タクシーに乗ったのです。
もし、これがインドなら。
1.旅行会社に連れて行かれる。
2.よくわからない宿に連れて行かれる。
3.チャイでも飲もうと拉致られる。
どれかです。
もしくは全部です。
声をかけてきたネパール人は
次はどこ行くの?とか
何日ぐらいカトマンズにいるの?
とか、いろいろ聞いてきます。
何も決めてないよ。と言うと、
あれがいいここがいいと言うので、
あぁ、ネパールでもしつこい勧誘があるのか...
と思っていたら、
「あそこがタメルの中心だから!じゃ、気をつけて楽しんでね!」
と、何処にも連れて行かず、
最初に交渉した値段で僕を降ろし、
颯爽と走り去っていきました。
この時思いました。
ネパール、好き。と。
そして、なぜか一抹の寂しさを感じました。
どっかのブログ見てたら
こんな事が書いてありました。
中国とインドに挟まれているのに、
ネパールは奇跡だ。
中国行ったことないですけどね、
何となくわかります。
カトマンズの最初の滞在では
ずっと日本食を食べてました。
日本で食べるのと変わらない味、
とはいきませんが、
美味しいのもあります。
でも、大体まずいインドと比べると
雲泥の差です。
2日ほど、調子のって食って飲みました。
そして、ポカラへのバス移動の前日、
激しくお腹を壊しました。
俗に言う
ウェルカムネパールです。
頻繁にお腹は壊れていますが、
この旅でいちばんの壊れっぷりでした。
ポカラまで6時間のバスは
ケツの穴を気合いで締めて
何とか乗り切りました。
弛めたら大惨事です。
日本食は美味しいですが、
食べ過ぎには注意です。
最初は水が合わないかもしれないので、
徐々に慣らすことをおすすめします。
日本食が原因かも、という方が
もう1人いらっしゃいました。
本当にしんどかった。
本当に、もう治らないじゃないかと
思うくらいひどかったです。
これが最初のカトマンズ滞在の思い出。
カトマンズは2度滞在しました。
ポカラ滞在後、トルコに飛ぶため、
カトマンズに戻ってきました。
この時はやることがなくて
困っていたのですが、
漫画が僕を救ってくれました。
ポカラで知り合った方で
カトマンズで旅行会社をやられている
日本人の方がいまして。
その方がマンガ休憩所をつくった
というので、
遊びにいったら
思った以上に充実していて
2日ぐらいそこで過ごさせて
いただきました。
どツボのラインナップでした。
だって、
すごいよ!マサルさん。全巻に
武士沢レシーブまであるんです。
個人的に、
ヒカルの碁を最後まで読めて嬉しかったです。
ソル・エレベストトレック
という旅行会社です。
タメルにあります。
僕は観光もトレッキングもしてないので
話を聞くことはなかったですが
相談に行ったらすごく良いと思います。
超親切です。
僕はずっと漫画読んでたら
夕飯とか連れてってもらいました。
排気ガスとか、空気がちょっと悪いですが、
カトマンズも良いとこです。
暇になることは請け合いです。
日本食以外だとピザが
やたら美味かったです。
歩き方に載ってるイタリアンです。
日本食だと、絆のカツ丼が美味いです。
これはお腹壊さないやつです。
お腹壊したこと以外、
ネパールは良いことしかないです。
次の場所ポカラは
もっと良いです。
ただ、インド-ネパールと
旅をする人の中で
たまに聞くのですが、
「インドのインパクトが強すぎて、
ネパールほぼ覚えてないんだよね。」
わかる気がします。
これはビートルズも泊まったという
カトマンズゲストハウスです。
僕は泊まってません、入りにくかったから。
インド脱出
ジャイプールで
ヴィパッサナーを終えた僕は
一泊した後、
デリーへと向かいました。
ネパールに行くためです。
ヴィパッサナー前に
ジャイプール-デリー間の
電車のチケットと、
デリー-カトマンズ間の
航空券を取っておいたので
最短ルートでインド脱出です。
陸路にこだわりたい気持ちは
ありましたが、
インドを一刻も早く出たい
という気持ちがあっさり勝りました。
ジャイプール朝6時発の電車に乗り、
朝焼けがキレイやなぁと
外を見ていると、
頻繁に
野糞をしているインド人が
車窓にフレームインしてきます。
何十人もいます。
場所によっては
鴨川の等間隔のカップルばりに
います。
彼らはさぞ気持ちがいいでしょう。
朝日を背に、
スッキリと一日のスタートを
切るわけです。
対する僕は
もはや無感情です。
あぁ、またいるね。と。
スムーズに受け入れました。
インドで朝早く電車に乗るという
機会があったら
是非、車窓から眺めてみましょう。
人間も動物なんだ、と再確認できます。
デリーは二度目ですが、
空港を使うのは初めてなので、
ものすっごいキレイな
空港行きのメトロも
初めてでした。
成田なんちゃんらや
バンコクのBTSみたいで
ちょっとテンション上がりました。
ニューデリー空港は
至って普通の大きな空港で、
マック食べて、
無駄に高いビール飲んで、
さくっとチェックインして
インド脱出です。
最後だけは
素晴らしく順調にいきました。
これはニューデリー空港の男子トイレです。
この顔、割と嫌いじゃないです。
約一ヶ月半のインド滞在が
終わりました。
ほとほと疲れた、というのが
いちばんの感想です。
もう行きたくないと思う反面、
行きたい場所があるのも事実。
インドを旅できたら
どこでも旅できる、というのが
本当かどうかはわかりませんが、
いろんな事に耐性ができたのは
確かです。
まじでしんどかった。けど、
楽しかったです。
またいつか行きたくなるのかは
微妙ですが、次行くとしたら
南インドに行ってみたいです。
インドの旅中に
こんな事を友人と話しました。
「インドにはまる人多いやん?
それって、インドが広すぎて
一度じゃ回りきれんから
何度も来てる内にいつの間にか..
ってパターンが多いんちゃうかな。」
「たしかに。
もはや、ただの使命感やん。」
「せやな。笑」
使命感は全く感じておりません。
ヴィパッサナー③
なんとか今回で
ヴィパッサナー②
引き続きヴィパッサナーです。
旅の中でちょくちょく
参加した人と出会いました。
今はネパールのカトマンズにいますが、
たまたま夕飯を一緒に食べることになった3人の内、
お一人が参加済で、
もうお一人がこれから参加、
という凄まじい布教ぶりです。
感想は様々あるのですが、
めっちゃ良かった!というのが
圧倒的に多いです。
何か違う、合わない。と答えた方は
これまでで1人だけでした。
初日は慣れるので精一杯で
何も考える余裕もありませんが、
2日目から5日目ぐらいまでは
ずっと疑心暗鬼でした。
自分も合わない側なのかも、
と思いつつの瞑想です。
ヴィパッサナーは
効果が劇的に現れることはありません。
微妙な変化の積み重ね
だと僕は感じました。
喋ることもできないので
果たして自分が正しく瞑想できているか
確認のしようもありません。
(先生とは話せるので英語で質問できれば問題はないのですが)
なので、
最初の内は変化の無さに
焦っていました。
色んな話を見聞きしたせいで
比較してしまったり、
過剰な期待があったり、
瞑想自体を信じていいものか
いまいち確信が持てなかったりと
色々なことが頭に浮かぶ
この2日〜5日の間は
相当キツかったです。
でも段々と
集中できるようになるものです。
たとえ、
前に座るインド人が
頻繁に屁をここうが、
夜に聞く講話のテープが
日本語だけ他の言語に比べて
30分以上も長くてイライラしようが、
集中してやらざるをえないのです。
諦めの境地です。
屁とテープの長さは
本当にイライラしました。
テープは、
「心を平静に保ちなさい」
なんて平気で言うもんだから
お前に言われたくない、と
ひたすらイライラします。
途中、スタッフの人が
「長すぎるね(苦笑)」と
話しかけてきちゃうぐらいです。
5日目あたりまでのキツさは
正直、逃げられるものなら
逃げてしまいたいと思うほどでした。
この旅でいちばん日本に帰りたかったです。
ここまでくると
もうお分かりだと思いますが、
僕の感想は、
しんどかった。という一言に尽きます。
でも、またやりたいと思っています。
その理由は次で書きます。
これは僕が10日間過ごした
独房みたいな部屋です。
大量の蟻がいて
ベッドにまで上がってきたり
シャワーなんてないので
バケツに水貯めて水浴びしたりと
楽しい部屋です。
日本はゴールデンウィークらしいですね。
今はカトマンズにいますが、
2日からトルコに行き
ゴールデンな感じで過ごします。
ヴィパッサナー①